夏休みに入ると、増えていませんか?
「宿題した?」
「ゲームばっかりしないで!」
「もう朝だよ。起きて!」
「早くしなさい!」
気がつけば、今日もまた言ってる。
そして、
「なんで何回言ってもやらないの?」
「私だって、怒りたくて怒っているんじゃないのに…」
そんなこと、ありませんか?
もし、思い当たるなら、
子どもを変えようとする前に、親の関わり方を少し変えてみる。
今日は、夏休みによくある3つの場面から考えてみます。
『子どもを動かす」ことに、一生懸命になっていませんか?

子どもがなかなか動かないと、
「どう言えば動いてくれるんだろう?」と考えます。
優しく言ってみる。
すこし強く言ってみる。
それでも動かなければ、また言う。
最後には怒ってしまう。
でも、ここで一度立ち止まってみます。
「私はこの子を動かそうとしてないかな?」
もちろん、
宿題をしてほしい。
ゲームをやめてほしい。
朝も起きてほしい。
そう思うのは親として自然なことです。
ただ…
「親が動かす」ことと、
「子どもが自分で動けるようになる」ことは、
少し違います。
① 「やらせる」から「自分で決める」へ

「宿題した?」が口ぐせになっていませんか?
「宿題しなさい!」
と言われたら、子どもは宿題をするかもしれません。
でも、毎日言われ続けると、
「言われたらやる」
になってしまうこともあります。
そこで、
「今日、宿題どうする?」
「何時からする?」
「何からやる?」
と聞いてみる。
大切なのは、
親が決めるのではなく、
子ども自身が決める自由をつくること。
「任せる=放っておく」ではありません。
必要なところでは支えながら、
「自分で決める」経験を少しづつ増やしていく。
そんなかかわり方です。
②「やめさせる」から「自分で切り替える」へ

「ゲームばっかり!」と言いたくなったら
「もうゲームやめなさい!」
と、つい言いたくなりますよね。
でも、
「どうしたらやめさせられる?」
ではなく、
「どうしたら、この子が自分で切り替えられるようになる?」
と、考えてみます。
例えば、
「あとどれくらいで終われそう?」
「終わったら何する?」
「今日はどこまでやったら終わりにする?」
と聞いてみる。
もちろん、家庭のルールは必要です。
でも、そのルールの中で、
自分で時間を意識して、自分で次の行動を決める。
そんな経験を増やしていきます。
「ゲームをやめさせる」から、
「自分で切り替える力を育てる」
という見方に変えてみるのです。
「親がする」から「自分で考える」へ

「早く起きなさい!」が毎日続くなら
「もう朝だよ!」
「早く起きなさい!」
毎朝起こすことが、お母さんの仕事のようになっていませんか?
そんな時は、
「明日は何時に起きるの?」
「どうしたら起きられそう?」
「目覚ましはどうする?」
と本人に考えてもらう。
起きられなかったときも、
「次はどうしてみる?」
と一緒に考えてみる。
大切なのは、
失敗させないことより、
失敗から考える経験を奪わないこと。
もちろん、まだ自分だけでは難しい年齢なら、親が手伝ってもいいのです。
でも、できるところから少しずつ、
「起こしてもらう」から「自分で起きる方法を考える」へ。
コーチングで大切にしていること

コーチングでは、答えを教えるのではなく、
「その人自身が考え、気づき、
自分で答えを見つけていくこと」
を大切にします。
「どうしたい?」
「どうしたらできそう?」
そんな問いかけを通して、
「自分で考えて、自分で決める力」
を育てていきます。
これは、子育てにも通じます。
「こうしなさい!」と親が答えを出すのではなく、
「あなたはどうしたい?」
「どうしたらできそう?」
と子ども自身が考える時間をつくってあげる。
もちろん、困っている時には、手を差し伸べていい。
一緒に考えてもいい。
大切なのは、
「自分で考える」ことを、親子で少しずつ練習していくこと。
そして、ここで一つ大切にしたいことがあります。
子どもに「どうしたい?」と問いかける前に、
お母さん自身も、
「私はどうしたいんだろう?」と考えてみる。
「どうしたい?」を、お母さん自身にも

「私は子どもに何をしてほしいと思っているんだろう?」
宿題をしてほしい。
ゲームをやめてほしい。
朝、ちゃんと起きてほしい。
でも、その奥には、
「将来、困ってほしくない」
「自分でできるようになってほしい」
というお母さんの願いがあるのかもしれません。
だとしたら、
「今、言うことを聞かせること」
だけが、その願いを叶える方法でしょうか?
少し立ち止まって考えてみる。
それだけでも、子どもへの関わり方が変わるかもしれません。
「言う」を一つ減らして、「聞く」を一つ増やす

「宿題した?」
「早くして!」
「もうやめなさい!」
と言いたくなったとき。
全部我慢をする必要はありません。
ただ、一回だけ。
言う前に、聞いてみる。
「どうする?」
「どうしたい?」
「どうしたらできそう?」
そして、子どもの答えを少し待ってみる。
それだけでも十分です。
子どもを思い通りに動かすことより、
自分で考えて、自分で動ける力を育てていくこと。
この夏休み、
「宿題した?」を一回減らして、
「どうする?」を一回増やしてみませんか?
